keima's caprice diary

気付いたことをメモのように綴ります。なるべく義務っぽくならないように気まぐれに記録します。

トクビルの自由民主主義

アメリカ政治の観察に基づき、当日まだ対立概念だった自由主義と民主主義の両立可能性を指摘した。

フランス革命後の19世紀の政治思想上の課題は、革命によってほぼ達成された自由主義と民衆運動がしばしば現実を求めた完全な民主主義(平等主義)との調整にあった。

フランス貴族出身のA.ド・トクヴィルは、アメリカを長期間旅した後、その見聞をもとに『アメリカにおけるデモクラシー』(1835~40)を著し、ヨーロッパでは対立概念と考えられていた自由主義と民主主義の両立可能性を指摘した。

もともとアメリカには貴族制度がなく、資源も豊富で「平等」を実現しやすかった。その上、トクヴィルが訪れた当日のアメリカはA.ジャクソン大統領が『ジャクソニアン・デモクラシー』という民主化政策を押し進めていた。トクヴィルは、この時代のアメリカに民主主義時代到来の必然性と自由主義の存続可能性を見い出した。