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keima's caprice diary

気付いたことをメモのように綴ります。なるべく義務っぽくならないように気まぐれに記録します。

ルソーの社会契約論

①自然状態: 完全な自由と平等

②社会契約: 全体意思ではなく、一般意思に基づくべき。

③主権: 人民主権の容認。

④政治制度: 議会主義の否定。

18世紀のフランスで活躍したJ.J.ルソーは、よくフランス革命に影響を与えた政治思想家と言われる。音楽家や文学者としても著名であったルソーの社会契約論は、思想主義的色彩を帯びていることを特徴としている。

①自然状態: 自然状態にある人間社会は完全に自由で平等な理想的状況にある。しかし、私有財産を認める文明が発達すると人間は自由を失い、戦争をも引き起こすようになった。

②社会契約: こうした文明のもたらす問題点を乗り越え、社会の自由状態における自由と平等を取り戻す為には、社会契約によって理想の共同体を作るしかない。こうして人々は自分自身を一般意思のもとに置くという社会契約を結ぶ。

一般意思とは、共同体の成員すべての一致した意思で、いわゆる自分の気持ちと他の皆の気持ちが一体となったところに成立する共同我である。一方、各個人の打算を妥協によって一つのものに調整したような意見の一致は全体意思と呼ばれ、一般意思とは全く異なるものとして否定される。

③主権: 国家は一般意思の上に築かれる。この場合、人々の意思の総体である一般意思が主権を持ち、人々は一般意思を共有することで主権者となる。

④政治制度: 法律も一般意思に基づいて制定される。法の制定を担当する立法者は、一般意思を法律に置き換えるだけの存在であり、政治権力を掌握することはない。また、一般意思は人々の総意であるので議論の余地はなく、議会も必要ないとされる(議会不要論)。